「すきっ歯が少なくなりました」
最近、3歳児健診や幼稚園・保育園の健診でほとんど虫歯が見られなくなりました。
お母さん方がしっかりと磨いてくれているのが良く分かります。その中で気になるのが歯並びです。子供の歯(乳歯)でもぴったりと並んでいる子が増えています。
子供の歯は「すきっ歯」ではなかったでしょうか?
子供の歯(乳歯)は大人の歯(永久歯)に比べて小さいので大人の歯が生えるスペースとしてすきっ歯は必要なのです。すでに顎が小さいのでしょうね。大人の歯に生え替わるときに顎が小さいままだと歯並びが悪くなってしまいますので、顎を正しい大きさにしてあげる必要があります。
上手に成長させてあげるためには正しい機能を得られるようにお口の訓練や悪い癖を直すようにしましょう。訓練法についてはどうぞご相談ください。
「お口ポカンの子が増えていませんか?」
最近、お口をポカンとしている子が多くありませんか?お口を閉じられないと前歯を押さえられないので出っ歯になります。原因として鼻疾患があり鼻呼吸が出来ない。お口の周りの筋肉(口輪筋)が弱くて閉じられない等があります。
鼻咽頭疾患(アデノイド・咽頭炎・アレルギー性鼻炎等)は先ず耳鼻科で治療が必要です。お口の周りの筋肉が弱い場合ですと、その周りにつながっている「表情筋」にも刺激が行かずに、目や頬もたるんできます。
筋肉が弱いだけで歯並びだけでなく口の形や顎、頬の形が崩れてきますのでトレーニングすることにより筋肉のバランスを良くすることが大切です。
「歯並びといびき」
いびきは色々な原因で気道が狭くなって、呼吸をした際にのどの粘膜が振動し起こります。
気道が狭くなる原因としては肥満・鼻炎・扁桃腺肥大・飲酒・枕が合わない・歯並びが悪い等があります。歯並びが悪いと舌が下がっている状態(低位舌)になりやすく、気道を圧迫するのでいびきを起こします。
解消法として、マウスピースを利用する方法や舌のトレーニングで位置と機能を回復させる方法がありますのでご相談下さい。また、根本的に歯列矯正をして歯並びから直すのも一法です。